「長周期地震による超高層建物のオフィス空間等の安全確保の検証」
1 実験施設   実大三次元振動破壊実験施設(通称  Eディフェンス)


2 実施主体   兵庫県・(独)防災科学技術研究所 (共同実験)


3 実施日時   平成20年1月24日 (木) 15:00〜

 震度6 揺れ幅3M 200秒継続 地上30階のビルの揺れを再現

4 実験内容

2階 オフィス 3階 子供部屋 4階 リビング

(1)試験体の概要
鉄骨5階立て試験体を用い、RC造スラグを介して、その直下に積層ゴムによる2層の揺れの
増幅装置を設置する。本試験体は、構造上変型しない強固な作りで、屋上を含めた全フロアーは
同一の揺れが可能で、今回は全てのフロアーに30階部分の揺れを再現する。
また、住居と事務所等のそれぞれの室内環境を想定し、試験体を区画で仕切っている。

(2)入力地震動
昨年度の実験での想定南海地震を越える地震動の入力により、想定以上の振幅を生じさせ
(床応答の最大変位は、昨年の1.5倍以上を予定)、高層階における地震応答を再現する。

4階 和室 5階 実験風景

(3) 実験での検証項目

@ 長周期地震動による超高層建物のオフィス空間への影響
日頃から事務機器の配置等への配慮が行われているオフィス、行われていないオフィスの室内の状況を
徹底比較することにより、地震防災対策の必要性をアピールする。

ア、室内の事務機器、家具、什器等の挙動の解明

イ、事務機器や家具等の配置や固定・転倒防止策のよる安心・安全空間の検証
  ・ロッカー、机、書庫、キャビネット等に事務機器固定や転倒防止策を施した場合の効果の確認
  ・避難経路の確保と事務機器等の配置方法の確認

A オフィス以外の居住空間(子ども部屋、リビング、寝室、浴室等)での家具等の挙動と対策
(家具固定、転倒防止策)効果の確認
 また、日頃から家具の配置等への配慮が行われている居住空間、行われていない居住空間の状況を
徹底比較することにより、地震防災対策の必要性をアピールする。

ア、 室内の家具等の挙動の解明

イ、家具等の配置や固定・転倒防止策による安心・安全空間の確保の検証
  ・家具、机等に事務機器固定や転倒防止策を施した場合の、その効果の確認
  ・家具等の配置方法の確認

B 屋外設置物(パラボナアンテナ、空調室外機、樹木等)の挙動と対策(固定・転倒防止等)効果の確認